【AIに負けない】読解力アップの実践法とは?

AIに支配されているイメージ

皆さん、おはようございます。今日もご来訪、感謝です。

最近はAIに関するセミナー・展覧会も多くなっており、

AI技術に対し世間が関心を持っていること、

以前にAIや自動化の技術について投稿させていただきましたが、

それらを企業に取り入れないとこれからを生き残っていけない危機感を感じました。

AIを味方にし、淘汰されない人間になるためにはどうすればよいか?

しかし、常に思うのは、「AIが浸透しているこの時代に、AIに淘汰されることもありえる。

AIに淘汰されず、むしろビジネスパーソンとしてニーズを増やすためにはどうすればよいか

ということです。今言った事と矛盾するかもしれませんが、

AIに仕事を取られるといった事はないとは思っています。だってこれだけAIに

仕事を自動化させたいという事は、それだけ人がいないという事で、

人の仕事を補完する位置づけでAIを取り入れようとしているのですから。

しかし、自動化ツールを導入することで、

人件費を削減しようとしている企業が少なくないのも確かだとおもいますね。

実際、アパレル企業という、あまり自動化やハイテクのイメージがない企業も

RPAなどを取り入れており、人手不足・人件費高騰に悩んでいるようです。

ファッション専門店を全国の商業施設に展開しているアパレル企業は、高騰する人件費にどう対処するかに頭を悩ませていた。しかし、顧客エンゲージメントを高めるためには店舗部門での接客スタッフを手薄にすることはできない。そんななか取り組んだのが、本社部門スタッフの残業時間の削減だ。RPAを導入して、Excelによる売上・販売レポートの作成や会計システムへの入力、毎月の給与計算など、手作業の自動化を推進。結果として年間でトータル2000時間を削減することに成功した。

https://japan.zdnet.com/paper/30001111/30003165/ より引用

AIにより代替可能な職種はどんどん追い込まれていくのも事実でしょう。

以前、新井紀子先生の著書「【2019年ビジネス書大賞 大賞】AI vs. 教科書が読めない子どもたち」

を紹介させていただきました。AI時代に突入するこれからの時代に、

今の中高生はAIと同じ力が得意で、読解力が苦手なことを憂える内容でした。

今回は新井紀子先生の続編「AIに負けない子どもを育てる」を読みまして、

AIに仕事を奪われない子ども・大人に育てるには、

AIが苦手とする読解力を身に着けるためにはどうすればよいか、

この「AIに負けない子どもを育てる」の内容に触れながら考察させていただきます。

どんな能力が身に着けばAIに取って代わられない人材になれるか、考えてみたいと思います。

AIは読解力が苦手

なぜ、読解力を身に着けることでAIに負けなくなるのか、それはAIが読解力が苦手だからです。

簡単に言えば、AIは特定のキーワードを拾い、そのキーワードから文意を類推する、という事を

行うからです。新井先生は著書の中で、それを「AI読み」と呼んでいますが、

このパターンマッチを主とするAI読みでも文意を理解することができます。

機械学習の精度や読み込ませるデータ量・質の向上により精度が上がっており、

BERT T(Bidirectional Encoder Representations from Transformers) のSQuADというモデルは

正答率80%越えになっています。

しかしそれでは以下のような文章を理解することは難しいというのが、新井先生の主張です。

「江戸が当時世界最大級の商業都市で、「読み書きそろばん」が就職や出世に有利だったことが寺子屋の普及などにより、日本は200年前から際立って識字率が高い国です。」

「AIに負けない子どもを育てる」 より引用

しかしこの文章、AIも苦手ですが、今この記事を読んでくれているあなたも

読みにくいと感じておられませんか?

私も「読みにくい」と思っていました。

そうなのです。さらに言えば、今の子ども、もっと言えばビジネスパーソンも「AI読み」が

主流になってきており、こういった係り受けなどが少し複雑になると

読みにくくなってしまっているのが現状です。読解力が弱くなっているのですね。

読解力がないとどう困る?

読解力がなくなるとどう困るのでしょうか。

新井先生の著書でも書かれていますが、契約書や規程がまず読めなくなり、

内容を理解することができません。ビジネスにおいて肝になる、会社間の契約に支障が出ることを

表しています。また、取引先、社内でのメールや口頭・プレゼンテーションを始めとする

コミュニケーションに支障が出てしまい、情報伝達がうまくいかないという事も挙げられます。

テックキャンプ教養(オンラインカウンセリング)

では読解力とは何が必要か

それでは、読解力とはどんな力を示すのでしょうか?

新井先生は、読解力は以下で構成されると記述されております。

  • 係り受け解析:文の構造(主語・述語・目的語など)を把握する力
  • 照応解決:指示代名詞が示すものや、省略された主語や目的語を把握する力
  • 同義分判定:2文の意味が同一であるかどうかを正しく判定する力
  • 推論:小学6年生までに学校で習う基本的知識と日常から得られる常識を動員して、文の意味を理解する力
  • 具体例同定:言葉の定義を読んでそれと合致する具体例を認識する能力

です。今これらの力がどれくらいあるかは、「AIに負けない子どもを育てる」の中でも

「リーディングスキルテスト」という問題がありますのでぜひ解いてみてください。

結構頭を使い、疲れる問題です。

読解力を身に着けるためにはどうすればよいか?

では先ほど紹介した5個の力に基づく、読解力を身に着けるにはどうすればよいでしょうか?

一朝一夕に身に着くわけではないですが、お子様に実践していただいたり、

ご自身でも試されてみてはいかがかと思います。

私も自分の子どもに重点的に意識して教えていきたいと思います。

テックキャンプ教養(オンラインカウンセリング)

本のフレーズや授業の板書など、長い文章を書き写す

国語の教科書や昔から読み継がれている名文学のフレーズなどを、

一言一句見ながら書くのではなく、

ある程度の長いフレーズで一気に書き写すトレーニングをすると、

文の構造や文意を把握する力が身に着くと思います。

昔は板書や書写という授業形式もあったかと思いますが、今はタブレット形式の授業や

プリント授業が多く、多くの文章を書き写す、

ということが確かになくなってきたかもしれませんね。

スムーズな書写をするためには、文意や文構造が頭に入っていないとできません。

そういった意味では書写はかなり有効な手段になると思います。

社会人になってからは長い文章を書き写すシーンが少なくなってきましたね・・・

何かの言葉を定義し、説明する

例えば「1とその数字自身を約数に持つ自然数を素数とする」といったような定義を理解し、

誰かに説明することも、推論や文章の理解に役立つとされています。

言葉の定義を調べ、理解した時に書写をする、という組み合わせで内容を頭に入れていくと

相乗効果でいいかもしれませんね。

また、その定義にあうシチュエーションや状況を考え、誰かに説明する、

その発案が定義とあっているかどうかをみんなで議論する、

というようなことも重要だと思います。その時大事なのは

その考えた発想にリミットや縛りをつけず、できるだけとらわれない発想をしたとしても、

定義に外れていなければ認めることが大事です。何が正解なんて分からないのですから。

本を読み、要約し、伝える

これは私の個人的な考えなのですが、本を読み、

理解した内容を要約し、誰かに伝えるという事は読解力と、本の内容の理解を深める

良い練習になると思います。読む段階から伝えることを意識すると理解が段違いです。

ぜひ試してみてください。

読書感想文がまさにこの力を鍛える課題になろうかと思いますが、

そんながっつりしたものでなくても、

親子の会話で「読んだ本について教えて、どう思った?」くらいの会話で子どもに

考えさせ、伝えさせるというのも大事だと思います。

まとめ:ICTも大事だが、読解力も大事

以上、AIに負けない読解力を身に着けるための取り組みや著書の紹介でした。

最近はAIを取り入れる授業形式や便利さに目が向けられ、

タブレットやPCを使ったICT化された授業やディスカッションが用いられております。

確かに便利ですし、生徒の能力をこれまでとは違った別の視点で評価するという意味では

重要かもしれませんが、明らかに記述する量・板書する習慣は減ってきていると思います。

また定義を比較したり、自分の意見が定義と照らして合っているかどうか、議論するということも

なくなってきているのかもしれません。

デジタル化も大事なのですが、デジタル化に負けない人間になるために、

読解力を身に着ける習慣を自主的に取り組まないと現代の習慣の中では

使う事は無くなっていくと思いますので、ぜひ意識的に取り組んでみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました