【カードローンは制約だらけ】カードローンの宣伝の制約について

こんにちは。今日もご来訪、感謝です。

前回はカードローンの簡単な紹介をさせていただきました。

今回はもう少し踏み入った、カードローンの制約について、

特に宣伝・広告に関する制約を紹介させていただきます。

カードローンは今や銀行の傘下が多く、利益を得るためにどんどん宣伝したい。しかし。。。

銀行系カードローンのイメージ

有名なアコムやプロミス、レイクALSAなど、

多くのカードローン会社は銀行の傘下に入っています。

カードローンによる収益が多いということもあり、各銀行の利益の源になっています。

なのでできるだけ宣伝し、できるだけ返済不能にならず、利益をしっかり得られるよう、

カードローンを売り出していきたいのですが、

何でもかんでも宣伝しまくれば良い、というわけではありません。

実際法的な縛りは少なくないです。

安易な借り入れを増やさないよう、CMなど広告も厳しい縛りがありますので紹介させていただきます。

CMや広告などでNGなもの

CMのイメージ

他の商品もそうかと思いますが、誇大な表現はNGです。

ブラックリストにも貸します!とか無職OK !とかの表現はだめです。

実際審査して融資するんですから、

審査しなくても無条件で貸します!と受け取られるような表現は使えません。

※ちなみにブラックリストというのは存在しません。ここではよくある表現として書いています。

借り入れ意欲をそそるような表現もダメです。(お金を借りて競馬に行こう!みたいな)

なので、競馬場やパチンコの近くのようなギャンブル系、

風俗やキャバクラがはびこるなどの繁華街で広告を出すのはNGです。

「表現内容」については、以下の事項に留意する(規則第 47 条) また、法第 16 条各項に規定されている誇大広告に抵触しないようにし、基準Ⅲ、基準Ⅳ で定める事項を遵守する。

安易な借入れを助長する表現、又はその疑いのある表現を排除すること。

② ホームページアドレスを表示する場合、当該ホームページ内には、定められた啓発文 言の表示があること。また、当該ホームページ内に返済シミュレーションを備えるこ と。

③ 同一内容の 15 秒CMを 2 回続けて放送する、いわゆる 2 段積み放送は行わないこと。

https://www.j-fsa.or.jp/doc/association/regulation/exam_std_171012.pdf より引用

まだまだあります。

そもそも20歳以上が融資対象ですので、未成年を対象にするようなCM構成もダメです。

キャラクターが20歳未満の子役などを起用するのはNGですね。

なので青少年が見ると想定される昼やゴールデンの時間帯(22時まで)

カードローンのCMを流すのはNGです。

早くて22時台からしかカードローンのCM見ないと思います。

「放送時間帯、総量及び放映番組」については、以下の事項に留意する。(規則第 48 条)

① 以下に定める児童・青少年に配慮する時間帯には原則として放送を行わないこと。

イ 午前 7 時~午前 9 時

ロ 午後 5 時~午後 10 時

② 全国の放送局で選定する「青少年に見てもらいたい番組」への放送は行わないこと。

③ ギャンブルを主体とした番組への提供は行わず、また、当該番組前後へのスポットC Mについても配慮すること。

④ 以下に定める放送量範囲での放送とすること。(地上波放送に適用)

イ 各放送エリアにおける放送総量:月間 100 本以内とし(15 秒=1 本換算)、午後 10 時から午前 0 時の時間帯の放映数上限は 50 本とすること。

ロ 前号に規定する放送エリアについては、次に掲げる場合を除いて一道県を 1 放 送エリアとする。

(ⅰ)関東放送エリアは、1 都 6 県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木 県、群馬県)とする。

(ⅱ)近畿放送エリアは、2 府 4 県(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀 県)とする。

(ⅲ)東海放送エリアは、3 県(愛知県、岐阜県、三重県)とする。

(ⅳ)九州放送エリアは、2 県(福岡県、佐賀県)とする。

(ⅴ)鳥取・島根放送エリアは、2 県(鳥取県、島根県)とする。

(ⅵ)岡山・香川放送エリアは、2 県(岡山県、香川県)とする。

https://www.j-fsa.or.jp/doc/association/regulation/exam_std_171012.pdf より引用

広告に出るタレントも起用が困難

タレントのイメージ

またカードローンのCMに起用されるタレントはイメージダウンを想定して出てくださるので、

お支払いする給料(いわゆる、ギャラ)は少し高めに設定しているそうです。

清楚イメージで売るタレントは絶対キャスティングOKになりません。

別に法的にダメとかではなく、事務所がイメージダウンを恐れてNGを出すだけなんですが。

なので芸人とか、少し役の幅の広い俳優さんなどが使われがちですね。

私の偏見かもしれませんが、清楚なイメージで売り出し中の広瀬すずとか、土屋太鳳などは

キャラクター的に、今のところ起用されないのではないのでしょうか。

役の幅が変わればあり得るかもしれませんが。。。

ちなみに新生銀行レイクはAKBを起用したことでよくも悪くもかなり話題になりましたね。

CMや広告に載せないといけない表現もある

また、広告には、借りすぎに注意しましょう。とか何かあったときの相談機関の掲載

が義務付けられています。

しかも小さい文字とかじゃなく、最低限の文字のサイズやCMであれば、

何秒以上表示するといった制約があります。

(2) 「啓発文言」については、過剰借入れへの注意喚起を目的とし、以下の事項を要素とした 文言を表示する。(規則第 46 条第 1 項)

① 契約内容の確認(文言例 契約内容をご確認ください)

② 使い過ぎ借り過ぎへの注意喚起(文言例 収入と支出のバランスを大切に)

③ 計画性のある借入れ(文言例 無理のない返済計画を)

(3) (2)で定める事項を表示するにあたっては、次の事項に留意する。(規則第 46 条第 2 項)

① 貸付条件表示と別に単独で表示すること。

② 啓発文言を表示する際、とりきり表示とし、露出秒数を 15 秒広告の場合は、1.5 秒以 上とし、30 秒広告の場合は 2.0 秒以上とする。

③ 啓発文言表示は、ゴシック体にて 18 級以上とし、社名表示はCI文字を使用せず 15 級以下とする。また、その他付随する文言を表示する場合は 8 級とする。

https://www.j-fsa.or.jp/doc/association/regulation/exam_std_171012.pdf より引用

なので、表現する看板の範囲もそれを考慮しないといけないし、

15秒くらいしかないCMの構成にも影響が出ます。

法的にも厳しいカードローンだからこそ、上のような厳しい制約があるんですね。

厳しい広告審査がある

上記で紹介した内容の広告になっているか、しっかり審査されています。

しかるべき機関に広告を審査してもらい、承認をいただかないといけません。

Ⅰ.広告出稿審査の対象となる広告に関する基準

1.広告出稿審査の対象となる広告の種類 協会員は、以下に掲げる個人向け無担保無保証における金銭を貸付ける契約に係る広告 (※1)を出稿するにあたり、協会が設ける審査機関から承認を得なければならない。(規則第 43 条)

① テレビCM

② 新聞広告(全国紙、地方紙、ブロック紙、スポーツ紙、夕刊紙、専門紙)

③ 雑誌広告 (新聞・電話帳を除いた紙による定期刊行物)

④ 電話帳広告(東日本電信電話株式会社及び西日本電信電話株式会社が発行する「タウ ンページ」及び「ハローページ」(※2))

※1 法第 15 条(貸付条件の広告等)で定める広告はもちろんのこと、貸付条件を表示して いない広告であっても、商品・役務について表示した貸金業の営業広告的内容のものは これに含む。

また、規則第 60 条で定める以下の①~⑩の企業広告について、営業広告と差異が不明 確なものについては、個別に判断をする必要があると考えられる。

① セミナー、シンポジウム、芸術・文化・スポーツイベント等の告知(協賛含む。)

② 挨拶、意見、主張、御礼、お詫び

③ 新会社設立、企業提携又は合併、社名又はマーク変更

④ 周年、株式上場、店頭公開、ブックビルディング

⑤ CSR

⑥ 法改正、規制緩和、制度改革

⑦ 人材募集

⑧ 社名、相談窓口、企業概要

⑨ 消費者等に対する啓発

⑩ 看板

※2「デイリータウンページ」「ビジネスタウンページ」「タウン&ハローページ」を含む。

https://www.j-fsa.or.jp/doc/association/regulation/exam_std_171012.pdf より引用

まとめ:厳しい基準と審査の上、消費者に”刺さる”広告を考えている

まとめると

  • 安易な借り入れを助長するような表現、誰でも借りれるというような表現はNG
  • 看板・広告などもギャンブル・風俗関連の近くはNG
  • CMは未成年が見る時間帯の放映はNG
  • またタレント探しも大変
  • ちゃんと啓蒙表現は載せないといけない

です。

それらの条件を満たしたうえでしっかり審査され、承認されたものがCMや看板といった形で

世に出されており、そのうえで消費者の頭に残る表現にしないといけないです。

実際、マーケティング担当の社員は詳細な分析・検証を行い、常にサさるCMにならないか、

いかに消費者に何かあったときのカードローンとして自社の商品を想起してもらえるか、

を考えています。マーケティングに関する分析の観点は世に出ている書籍もご参考いただければ、

と思います。

今日はこれくらいにしておきましょう。

次はカードローンの返済について投稿させていただきますね。

一昔前は返済、回収活動というのですが、それも制限があってないようなもので

消費者はつらい思いをしてきたと思います。それが変わってきていますので

簡単に紹介させていただければと思います。

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