【洗脳的な研修】前職での地獄の研修について

ブラックな労働環境

皆さん おはようございます。今日もご来訪感謝です。

最近、企業の不祥事がよくニュースで出てくるようになりました。

特に私が気になっているのは、三菱電機グループの社員が自殺した件です。

どうやら社内発表会が、社内評価の中でも大きいため、先輩や上司からの圧もすごく、

罵倒されることも少なくなかったようですね。

三菱電機の男性新入社員が自殺し、警察が自殺教唆容疑で上司を書類送検した事件で、男性は自殺した当時、社内向けの発表会へ向けた準備を進めていたことが7日、会社への取材で分かった。同社では過去にも社員の過労自殺や精神疾患による労災認定が相次ぎ、元社員は「パワハラが日常的で自浄作用はなかった」と話した。神戸地検は上司の刑事責任の有無を慎重に検討している。

日経新聞より引用

このニュースを目にして、少し自分の体験として思い出したのは、

前職の銀行グループに勤めていた時の地獄の研修でした。

パワハラ関連の話ですが、銀行に勤めていた時の話もブログに上げていますので

参考にしてください。

1週間泊まり込みの地獄の研修

前職の銀行グループでは、グループ会社内の研修用宿泊施設を使って、

約1週間の研修を行っており、

それに私も参加したことがあります。

対象は30代半ばまでの比較的若手の社員が対象でした。

社内で会社の歴史を変える大きなプロジェクトを担当した、

部長クラスの話をインタビューし

それがどれだけ大変だったか、その仕事で会社がどう変わったかなどを

プレゼンテーション資料としてまとめ、大学生に発表するというものです。

若手グループに「メンター」と呼ばれる

先輩社員が1グループにつき1人つき、

インタビューのサポートや、チームビルドに協力していただき、

プレゼンの後方支援についてくださりました。

※ちなみに二年連続でこの研修は開催され、私はメンターとしても選ばれました。

研修を企画するのは、人事部といった社内の社員ではなく、

外部の某NPO法人が入ってくださり、

彼らが段取りしたカリキュラムに沿って研修が行われました。

もちろん社内の人材開発部も事務局としてバックアップしてくださっています。

ほぼ不眠不休の資料作成

この地獄の研修、どの部分が地獄かというと、資料作成・プレゼンの練習などで

ほぼ不眠不休です。

さきほど申し上げた、会社でイノベーションを起こした社員にインタビューをし、

その後話の内容をまとめていくのですが、

「そんなの〇〇部長は言っていない」とか

「〇〇部長から全部話を聞き出せていないよ」とか

NPOの社外の人から言われ、8割方できてきた資料を見ては

「構成からやりなおそっか」と言われ1からひっくり返される。。。

1週間後に大学生への発表は控えているのでそんなことをしていて、

普通に終わって寝ていては間に合わないので、

ご飯を食べたりお風呂に入る以外はずっと資料作成やグループワーク。

就寝は日をまたいでからが普通ですし、

朝は6時くらいに起きて資料作成を行っていました。

罵倒や疲労で体力消耗者が続出・・・

そんなこんなで罵倒されたり、ほぼ不眠不休で研修が進むので

体調不良を訴える社員が続出し、中日あたりから体調不良で研修に出てこれない人、

途中で帰る社員が出てきました。

そりゃー、汚い研修会館に引きこもって、毎日睡眠時間が2,3時間だと倒れるわな。。。

それでもNPO法人さんたちはお構いなし。

「ついていけない人はほっておきましょ」

と言わんばかりに粛々と指導を続けていきます。

そんな若手社員とメンターに塩を送るように、中日実施されたに役員レビューでは、

グループ毎のプレゼンをボロクソに言われ、それでNPOのスタッフに火が付き、

またそれで睡眠時間を削られるほどの指導の熱さっぷり・・・

学生へのプレゼン本番当日は

全く寝ないまま挑むことになったグループも半分くらいありました。

本番を終えると疲労と緊張の開放から、泣きだす社員続出

しかし、それでも学生への受けは良いもので、ねぎらいの拍手や、

「良かったです。仕事の大変さが分かりました」みたいなコメントをいただいたり、

発表が終わってフィードバックを受けていると、若手社員のみんなが

極限の疲労と緊張で感情の琴線がおかしくなり、涙腺崩壊なんですよね。

自分もしっかり、ウミガメのように泣いていました。。。

今思えばそれが異常な風景だと思うのですが。。。

その泣く風景をみたNPO法人の満足げな顔といったら、忘れられません。

帰りの新幹線は打ち上げでのアルコールと疲労も手伝い、

席に着くと同時に記憶が飛ぶほど寝てしまい、気づけば降車駅手前でした。

得るものもあるにはあるが、やりすぎ

こんな地獄の研修ですが、いまだに前職での語り草となっている研修です。

ビジネスマンの業務内容について具体的にイメージを持ちにくい大学生に対して、

話しを聞いたリーダーの仕事を理解してもらい、

どれだけ大変だったかを感じ、憧れややりがいを感じてもらう。

資料の構成を考える力やプレゼン力を鍛える良い練習にはなると思います。

不眠不休で資料を作るので根性もつくでしょうし、

社内のレジェンドと呼ばれる方の業務を知ることで会社への愛着も沸くと思います。

しかし、やりすぎでした

後から来た研修のアンケート、

あれだけ感動で泣いた若手社員のアンケートはボロクソでした。

メンターや研修の様子を見に来た先輩社員や役員クラスも酷評していましたね。

あれだけやらないといけないのはどうなのか」、

ブラック研修だ」などと紛糾されましたね。

ちなみに次年度もこの研修行われました。

様子を見に来てくださる先輩社員の差し入れは栄養ドリンクでした。

遅くても20時まで、とかいろいろ制約を付けたにもかかわらず

相変わらずなんやかんやで不眠不休のグループが出だし、社内の上層部が

このNPO法人に任せることにためらいを見せだしたため、

3年目以降はこのNPO法人に任せないようになり、社内の人事・人材開発部が主体の

社内の研修という位置づけになりました。

情熱があって熱心に指導する、いわゆる「アツい」のはいいことなんですけどね・・・
無茶な指導は良くないですね。

まとめ:やり切る満足感にごまかされないで

研修のイメージ

以上、前職の地獄の研修の話でした。

それだけ詰められてグループワークするという事は、得られるものもありますが、

「不眠不休でやってまでしないと得られないか?」と言われると、

それは違うと思います。

やり切った満足感で感覚がマヒし、そのつらい思い出を美化すると大事なもの、

他の人にはそう見えないというところがなくなると思います

今話題となっている三菱電機の自殺の件も、社内研修で「行き過ぎた叱咤激励」は

おそらくその社員を思ってのこともあるのでしょう。

「俺はこの社内発表・研修を乗り越えて成長してきた。お前も這い上がれ」

みたいな情も無きにしもあらずと思います。

恐らく指導する方も、研修を受ける方も、盲目的に研修に取り組み、

半ば洗脳されているのでしょうね。

しかし、その結果が体調不良による離脱、三菱社員でいうところの自殺です。

やり切る精神力を考えるのは主催者側だけの考えだと思います。

ハードな研修やハードな指導により、パンクしてしまう人がいる、

ということを研修企画者は認識していただきたいと思います。

以上です。

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