皆さんこんにちは。今日もご来訪感謝です。
最近、コロナ禍で外出自粛のせいか、
一般的にも、私自身も外出が減ってきたのでしょうか、
最近寸借詐欺にあう事が少なくなってきました。
実は私、人生で何回も寸借詐欺に遭遇しているんです。。。
嫌な思いはするものの、何とか被害は合わずに済んでいるのが不幸中の幸いです。
今日は私が遭遇してきた寸借詐欺のパターンと、対策を紹介させていただきます。
私は人畜無害で気が弱そうな見た目をしているからでしょうか、寸借詐欺でよく声をかけられます。
寸借詐欺は額が少ないんですが、人の情につけこんできますからね。気を付けましょう。
寸借詐欺は「これくらいなら良いか」というハードルの低さが特徴
明確な定義は無いと思うんですが、寸借詐欺とは、「人の善意につけこむ、少額の詐欺」
を指します。
寸借詐欺(すんしゃくさぎ)とは、代表的な詐欺のひとつで、人の善意につけこみ小額の現金を借りるふりをして、騙し取る行為を指す。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%B8%E5%80%9F%E8%A9%90%E6%AC%BA
個人的には数百円単位~数万円単位で財布から出しやすく、人の情につけこみ同情を誘い、
お金を出させる手口が多いようです。
「少額だから良いか」と自分に言い聞かせやすいですが、
2011年3月に発生した東日本大震災のような、人が気にかけやすい状況でお金をせしめる事例もあり、
なかなかモラル的には許せないものがあります。
事例
東日本大震災に便乗し、震災の被災者を装い、被災地に送る物資を購入する代金を貸してくれるよう持ちかけて金銭をだまし取るという事例も発生した
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%B8%E5%80%9F%E8%A9%90%E6%AC%BAより引用
日本人が海外で被害に遭う場合も多いようです。
手口その①:交通費を恵んでほしい

ここからは私が遭遇した寸借詐欺の手口について紹介させていただきます。
まずは、繁華街を一人で歩いていた時の事、少し身なりが古めかしい、
無精ひげのおじさんに話しかけられました。
「財布を落としてしまって、〇〇駅まで行けないから交通費を恵んでくれないか?」
と言われました。タクシー代と言わず、小銭程度のレベルを求めるあたり、
絶妙ですよね。
この時は純粋に「かわいそうだな」と思い、財布に手を出そうと考えていたのですが、
「そういえばさっきのコンビニで小銭使い果たしたな・・・」と思い、
「ごめんなさい、小銭ないんです。」と私がおじさんに言うと、
「1,000円札もない?」っていうから、
「ん?そこまで求めるのおかしくない?」と思い、
「すいません。もう細かいお金は無いんです・・・」と逃げるように立ち去りました。
追いかけられたり、しつこく話しかけられたりというのは無く、そこはほっとしたのですが、
「本当にお金が無くて困っていたら申し訳ないな・・・」とそのあと少し引きずっていました。
寸借詐欺は人の情につけこんでくるから、「もし本当だったらどうしよう・・・」と考えてしまうのがつらいですね・・・
手口その②:お金が全くなく何日も食べていないから小銭を欲しい
とある日に、自転車で移動していた時の事、急に通行人に行く道を阻まれ、
声をかけられました。見た目は小ぎれいな20代から30代の若者風だったのですが、
「今仕事が無くてお金が全くありません。100円でも200円でもいいから小銭くれませんか?」
と、片手を差し出し、結構威圧的に小銭を要求してきました。
この時は「なんで恵んでほしいと言っているのに上から目線で話しかけてくるんだよ」と少し
イライラしたのもあったし、こっちは自転車、向こうは徒歩という優位性があったのもあり、
「小銭は無いです」と吐き捨てて早々と自転車をこいで立ち去りました。
声をかけてきた若者は少し舌打ちしたように顔を歪めてこっちを見ていましたが、
あの悪ぶれない態度をみて、「あ、これが寸借詐欺の手口なんだ」と思いましたね。
この若者の場合は、上から目線で人の善意をつけこめていないので、寸借詐欺失敗という事に
なるんでしょうね。
あまり同情心は起こらず、寸借詐欺について調べたり、考えたりするきっかけになりました。
あまりにも堂々としていたので、「小銭を恵んでもらうんじゃなくて頑張れよ」と思った事例ですね。
寸借詐欺というのがこの世に身近にあるんだと知ったという意味では良いきっかけだったと思います。
手口その③:たばこ一本恵んでくれない?

寸借詐欺は金銭だけではありません。
まだ昔、私がタバコを吸っていた時の事、喫煙所でタバコを吸っていたとき、
浮浪者風のおじさんに声をかけられ、
「ずっとシケモク(吸い終わったタバコのこと)を吸っているんだ。タバコを一本恵んでくれないか」
と言われました。
ただでさえ喫煙者は肩身が狭いので、喫煙者同士の絆もあって、
「まぁあげてもいいか・・・」と思い、胸ポケットのタバコを渡しました。
ただ、そのタバコが残り一本で、タバコが折れてしまっていたので、
ほぼゴミを渡したようなものでしたが、向こうは「ありがとう。」と言って去って行ったので、
まぁ良かったのでしょう。
向こうに言われるがまま渡してしまったのは汚点ですが、自分としては損をしていないので、まぁ良いかと自分に言い聞かせています。
対策:事例を頭に入れておいて、怪しいと思ったら断る。説教とか刺激をしない
では、寸借詐欺に遭った場合はどうすればいいのでしょうか?
寸借詐欺は額の少なさと、シチュエーションが日常の中にありすぎ、
また人の情につけこむことが多いので、ピンと感じにくいものがあります。
以下のようなケースは怪しいので「小銭欲しさに声をかけているかも」と認識しましょう。
- 近場の移動で金を恵んでほしい
- 少額の買い物をするから金を恵んでほしい
- タバコやライターなど欲しい
などなど・・・
確かに警察に行くなどすれば理想的ですが、少額で駆け込むのもどうかという話ですし、
変に刺激して怒らせてしまい、無用なトラブルになることもあります。
少し考えて、「本当に小銭が無いんだ」というふりをして、立ち去りましょう。
一度歩き出したら止まらず、人にいる方向に向かうのがポイントです。
まとめ:寸借詐欺は少額だが、立派な詐欺。被害に遭わないように気を付けよう
以上、寸借詐欺にあった体験談と、対策の紹介でした。
寸借詐欺は少額で「損してもそこまで被害無いし、良いか」と思ってしまいがちですが、
詐欺は詐欺です。被害に遭わないに越したことはないです。
「本当に困っている人だったらどうしよう」とお考えかもしれませんが、
私の個人的な考えですが、通常の、だまそうとあくどいことを考えない思考をお持ちであれば、
お金が無ければATMに金を引き落とす、友人や家族にまず声をかけるなど、最低限の事を
考えると思います。そのあたりの、返済できる保証が無い人に声をかけることはまずないと思います。
なので、もしかわいそうな人だと思っても、「私自身は断らなさそうだから声をかけているし、
返す保証が無いからつけこんでいる」と思ってしまい、
足早に立ち去ろうと決意しました。
皆さんも寸借詐欺には気を付けてください。
以上です。